上田診療所  

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関節リウマチとは

関節リウマチ(RA)は原因不明の慢性持続性の多発関節炎で、他の関節炎に比べ重力のかからない関節から初めに症状が出てくることが多く、患者総数は約70万人といわれ、170人に1人がRAに罹患そのうち7万人は日常生活に支障を来しているかたです。

性別では、女性が男性に比べ3倍多く、好発年齢は30〜50歳代です。

RA患者さんから、「私の病気は治るのでしょうか」と尋ねられ、どう説明したらよいのかと思った医者は少なくなかったはずです。

しかしRAもようやく寛解(良い状態)に導くことのできる疾患となってきました。 短期的な痛みや炎症の抑制よりも、関節破壊の防止による長期的な機能保持が治療の上で重視されるようになってきています。



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診断の方法

リウマチの診断方法にはいくつかありますが、ここに簡単な診断基準を挙げてみましょう。

関節リウマチ(RA)診断基準
  1. すくなくとも1時間以上持続する朝のこわばり#1(6週以上持続)
  2. 3個以上の関節の腫脹(6週以上持続)
  3. 手(Wrist),中手指節関節(MCP)#2,近位指節関節(PIP)#3の腫脹 (6週以上持続)
  4. 対称性関節腫脹
  5. 手・指のX線の変化
  6. 皮下結節(リウマトイド結節)
  7. リウマトイド因子の存在

以上の7項目中,4項目を満たすものを RA(rheumatoid arthritis)と診断する。


#1;朝のこわばり:起床時に指がこわばり全くといっていいほど動かず、時間が経つにつれて動かすことができるようになること。

#2;中手指節関節(MCP):一般的に「第3関節」といわれている。

#3;近位指節関節(PIP)の腫脹:一般的に「第2関節」といわれている。


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病気の経過

 関節痛を主訴として来院する患者さんのほとんどがRAの激しい疼痛やひどい関節の変形を知って自分の病気の経過を悲観しがちです。

こうした患者さんに対してRAの診断をするときには,経過について正しい知識を得てもらうことが重要であり,よく理解することができれば,病気に対して余分な恐怖をもつこともなく,正しい治療を続けてゆくことができるはずです。

RAの経過はさまざまであり,患者さんの精神状態,環境などの影響を受けることも多く,一概に病状の変遷,予後を予測することは難しいことです。

おおまかには,図のような3型に分けられます。

10年後には,約50%の患者さんが寛解といえる状態にまで改善し,この間に安定した状態に達しない患者さんは,この後,社会復帰できない状態にまで悪化することもありますが,それは10%程度といわれています。

慢性疾患であり,短期間の治療では治癒しないことをよく理解した上で,根気よく正しい治療を続けることが重要です。



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治療

 リウマチの治療法には、下記のごとく、いくつかの方法があります。
一般的には 理学療法、薬物療法が行われ、その他の療法は専門の医師、施設で行われています。いずれにせよ、リウマチの専門医によく相談し、治療を開始すべきでしょう。

  1. 基礎療法,理学療法
    安静,運動,温熱,栄養,教育が含まれる。安静には,全身的安静, 局所的安静

  2. 薬物療法
    非ステロイド系抗炎症薬、疾患修飾性抗リウマチ薬、ステロイド剤、生物学的製剤

  3. 血漿交換療法
    血漿交換、二重膜濾過法、免疫吸着療法、冷却濾過法、塩析法、リンパ球除去療法

  4. 外科的療法
    関節形成術、関節固定術、滑膜切除術

 

 

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